お米昔ばなし「空飛ぶ米俵」

お米食べていますか？

こんにちは。

末広米穀店です。

昔々、とても欲ばりな長者がいました。

長者の蔵の中には、村人たちからだまし取った米俵が積み上がっていました。

そのため村人たちは、食べるお米がなくて困っておりました。

ある日、長者の家にどこからともなく鉢(はち)が舞い降りて来て、長者が邪魔だ！と言って鉢を蹴とばすと蔵の下へ転がり、蔵を持ち上げ空へと昇って行ったので、長者はびっくりして追いかけました。

やがて蔵は、高い山の上に、ピタッと降り立ちました。

やっと山の頂上にたどり着くと、お坊さんが現れたので長者は「こらぁ、この米俵は、わしの物じゃ、返せ！」と文句を言いました。

お坊様は「仏様を祀るお堂にこの蔵だけ欲しいので、中の米俵は村へ運んであげよう」と言い、鉢に向かって「さあ、米俵を本当の持ち主のところに運んでおやり」と声をかけました。

鉢が一俵の米俵をひょいと持ちあげると、その米俵を先頭に次から次へと米俵は空を飛び始めました。

しばらくすると、米俵たちはバラバラと村人たちの家々に落ちて行きました。

米俵は、本当の持ち主である村人たちに戻ったのでした。

これに懲りた長者は、心を入れ替えてお米をひとりじめにしなくなりました。

そして、山のお寺には、村人たちが大勢お参りするようになりました。

これからも末広米穀店は、「食に関する情報」をどんどん発信して行きます。

今後ともよろしくお願い致します。

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末広米穀店

〒446-0038

愛知県安城市末広町16-10

TEL：0566-76-2016

FAX：0566-77-3855

営業時間：9：30〜18：30

定休日：日曜日

※店舗には駐車場ございます

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